内科(糖尿病?内分泌内科 / リウマチ?膠原病内科)
糖尿病?内分泌内科
スタッフ紹介
科長
野本 博司ノモト ヒロシ
糖尿病?内分泌内科 副科長
滝山 由美タキヤマ ユミ
主な診療内容の紹介
当科における特色のある診療への取り組みについて紹介致します。
下記代謝内分泌疾患全般の診断治療を行なっています。
糖尿病(1型、2型)糖尿病合併症 妊娠糖尿病 低血糖症 脂質異常症(高コレステロール血症、高中性脂肪血症)高尿酸血症 (痛風) 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍)下垂体疾患(下垂体腫瘍、下垂体炎)副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎不全、副腎腫瘍)副甲状腺疾患(原発性副甲状腺亢進症、副甲状腺腫瘍など)
リウマチ?膠原病内科
スタッフ紹介
リウマチ?膠原病内科 科長
牧野 雄一マキノ ユウイチ
リウマチ?膠原病内科 副科長
岡本 健作オカモト ケンサク
主な診療内容の紹介
当科における特色のある診療への取り組みについて紹介致します。
関節リウマチ(RA)
関節リウマチ(RA)は遺伝的素因とさまざまな環境要因の組み合わせにより自己免疫応答が惹起され、関節滑膜において炎症が発生し、慢性化した炎症によって関節の軟骨?骨が破壊される疾患です。症状は、朝のこわばり、手?足の指や膝?肘などの全身のさまざまな関節の痛みや腫れといった多発性関節炎が多いですが、間質性肺炎や血管炎などの関節以外の臓器合併症を呈する場合もあります。日本では患者数は約80万人と推定されており、男女比は1:3?1:4と女性に多い疾患です。以前は治療の選択肢が少なく、疾患のコントロールが難しく、関節変形の進行や、日常生活動作(ADL)の障害が問題になることがたびたびありましたが、日本では2003年から生物学的製剤(Biologics, バイオ製剤)が使用できるようになり、病気のコントロールが格段に改善し、RA治療のパラダイムシフトが生じたと言われるようになりました。抗環状シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体)や関節超音波検査、関節MRIなど関節リウマチの診断方法の進歩もありました。また、早期に関節リウマチを診断して適切に治療する治療推奨やガイドラインも作成され、関節リウマチの基本薬とされるメトトレキサート(MTX)を中心とした治療戦略が確立されてきました。MTXによる治療で効果不十分な場合やMTXによる治療が副作用などのために使用できない場合にバイオ製剤を使用し疾患活動性を制御する治療戦略が取られています。また、日本では2013年から生物学的製剤と同程度の強力な炎症抑制作用?骨破壊抑制作用を有し、経口投与が可能なヤーヌスキナーゼ(JAK)阻害薬という新しい薬が使用できるようになり、RAの治療はさらに進化を続けています。一方で、高齢化社会におけるRA発症年齢の高齢化の問題や、合併症を多く有する患者さんの増加が問題になっています。高齢や合併症を有する場合には治療選択に制約が生じることが多く、リスクを考慮した治療が必要になります。当科ではそのような患者さんの治療も行っており、疾患の特性から、呼吸器内科、消化器内科、血液内科などの関連科と連携した総合的な診療も行っています。
その他の膠原病および類縁疾患
全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎?皮膚筋炎、結節性多発動脈炎、混合性結合組織病、抗リン脂質抗体症候群、シェーグレン症候群、ANCA関連血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)、巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、ベーチェット病、成人スティル病等についても多くの診療実績があります。近年、膠原病および類縁疾患の治療は、新規の免疫抑制剤?生物学的製剤の登場、適応追加などに伴い新たな局面を迎えています。また、深刻な臓器合併症、感染症など有害事象への対応が著しい進化を遂げています。治療の高度化に対応し、よりよい疾患予後を実現させる専門診療に取り組んでいます。
外来のご案内
糖尿病?内分泌内科/リウマチ?膠原病内科:2階 23番
入院のご案内
糖尿病?内分泌内科/リウマチ?膠原病内科:7階東