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耳鼻咽喉科?頭頸部外科医になろう」でも説明したとおり、今、耳鼻咽喉科医が求められています。実際に今初期研修を積んでいる研修医の皆さんや臨床実習を行っている医学生が耳鼻咽喉科医になるためには、後期研修においてどこかの大学の耳鼻科医局に所属するのがもっとも確実な方法です。


 大学の医局に入らずに直接、市中病院などに就職することを考えている方もいるかもしれません。しかし、市中病院などに直接就職すると、極めて少数の限られた耳鼻咽喉科医からしかトレーニングを受けられません。すなわち、上司が耳科手術専門ならば耳科領域のみ、頭頚部手術専門ならば頭頚部のみ、の診療しか学ぶことができません。加えて、手術法や治療に対する考え方も限られた耳鼻咽喉科医からしか学ぶことができません。臨床研修する上で、最も重要なのは多くの耳鼻咽喉科医からいろいろな診療技術、手術法を学ぶことです。また、海外に留学し国際観をもつことや研究することも一流の耳鼻咽喉科?頭頸部外科医になるには必要でしょう。以上ことから、一流の耳鼻咽喉科?頭頸部外科医になるには、大学の耳鼻科医局に所属するのがもっとも確実なのです。


 医局選びの基準は個人個人で様々かと思いますが、可能な限り吟味して納得の医局選びをしてほしいと思います。かといって医局選びはなかなか難しいのが現状です。なんといっても情報が不足しているからではないでしょうか。どんな治療を行っているか、どんな研究をしているのか???。この際に、特に重要と思われる情報は、その教室の研究?診療内容および関連施設の数と質です。せっかく入局しても自分が興味ある研究?診療が行えないのであればつまらないし、関連施設が少なければ収入や将来についても不安が残ります。


 旭川医科大学 耳鼻咽喉科?頭頸部外科では、医師個人の希望に添った「オーダーメイドの」研修プログラムを用意しています。耳鼻咽喉科の中の様々な分野で興味を持ったことをとことん追求することができます。また、関連施設が多く、各分野に精通したエキスパートが懇切丁寧に指導し、それぞれの施設ごとの特長を生かした研修が可能です。さらに、関連施設が多いことは収入や将来の点でも大変有利です。


 教室の雰囲気についてはウチの医局は先輩?後輩分け隔て無く、大変フランクな雰囲気で日々の診療?研究に邁進しています。特に、教授はまだ50歳前と若く、ざっくばらんです。


 関連病院は多いです。北は稚内から南は函館まで、北海道全域をくまなくカバーしております。さらにアメリカ、ヨーロッパ各地に留学も多数。詳しくは関連施設のコーナーを見てください! ただ、問題は「関連施設が多すぎて人が足りない」ことです。医師過剰時代といわれる現在ですが、当医局に入局すれば将来に不安をもつことは全くありません!!


 昭和51年開設とまだまだ若さあふれる教室です。大変フランクな雰囲気で日々の診療?研究に邁進しています。耳鼻咽喉科?頭頸部外科に興味を持っている研修医の皆さんが一人でも多く旭川医科大学耳鼻咽喉科?頭頸部外科学教室のスタッフとして参加してくださることを期待しています。